今年は辰年。正月から、どこか龍にちなんだ処に行きたいなぁって思ってた。すぐ思い浮かぶのは、京都の神社仏閣。でも、思うことは皆同じ。SNS見ても、京都の龍にちなんだ処はものすごい混雑ぶり。
あーこりゃアカン。地元大阪で探すことにした。調べたら、そんなに多くはないけど、ないこともない。
そんな中で気になったのが、天王寺の『五龍神結界』。昔天王寺には大きな池があり、大蛇が住み着いてた。池の周りに祠を建てて、龍神さんとして祀ってたらしい。天王寺は、黒龍、白龍、金龍、銀龍、天龍の五龍が祀られたらしい。今でも小さな祠がひっそり残ってる。
都市開発で忘れ去られそうな中、「100年続く龍を作ろう」とこの『五龍神結界』が作られた。作ったのは、九州の鏝絵無形文化財職人の仁五さんという方。九州には、まだ鏝絵の職人さんが残っているらしい。
しかし場所が微妙(((^^;)いわゆる「飛田新地」の北門のところ。

JR天王寺駅から、西南方向に向かう。
下町の住宅街の中を抜けて、アーケードのある商店街、新開筋商店街に入る。

その商店街のまんなか付近、十字路の南西部に北門がある。

ここから南が飛田新地。子供連れや女性は行かないように。昼間でも営業している店もあるから、物見遊山で行ったら大変!昔、遊び半分で覗きに行った友達(♀)は、水ぶっかけられたらしい(^^;)))
下半身に用事のある♂も、ここから先は撮影禁止。見つかったらボコボコにされて、警察に通報されるよ、マジで。

その北門の横に『五龍神結界』がある。

飛び出して来そうなほどの迫力ある龍。
これは「鏝絵(こてえ)」と言って、漆喰と小さなコテでつくられているそうな。

しめ縄が張られて、「五龍大神」と書かれている。


両側には、鬼瓦。狛犬のかわり?
狛犬みたいに、「あ」と「ん」になっているらしい。目が開いてるのが「あ」、閉じているのが「ん」らしいけど、よく分からんかった。第一、どこに目があるのかも分からんかった(^^;)))

龍神さまの下には、鷹?鷲?

髭の一本一本まで、細部にこだわってる。

爪や牙、ひげやうろこ…。これをすべて漆喰とコテでつくったとは!

真っ白な龍神さまは、目がきれいなブルー。オシャレ(^.^)でも、顔はこわい。

下の方には、作家の仁五さんの署名?
いや、すごいアートですよ、鏝絵って!九州には、鏝絵の美術館なんかもあるらしい。ちょっと見に行きたいなぁ。

場所が場所だけに「ぜひ行って!」とは言いにくい(^^;)
治安が悪いわけじゃないけど、気分のいい地域でもない。商店街より北側は大丈夫だから、南に行かないようにね(^^;)))

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