『山陰海岸ジオパーク』は、京都府京丹後市から、鳥取県岩美町にかけての、広大なエリア!東京都より広いエリアに、古代からの自然遺産や、文化・歴史に触れることができます。
外湯めぐりで有名な『城崎温泉』から、レンタサイクルで約20分のところにある『玄武洞』は、国立天然記念物でもあります。城崎温泉に来たついでに、ちょっと立ち寄ってみては?

ワタシは城崎温泉駅からレンタサイクルを借りました。

駅前の観光案内所で借りることができます。値段は2時間500円。玄武洞まで行って帰るだけなら、2時間あれば十分です。

「玄武洞行きたいんです」と言うと、案内所の方が行き方を丁寧に教えてくれました。

スタートして、まずは円山川を渡ります。この時信号を渡らないといけませんが、歩行者用のボタンを押して信号が変わるのを待ってから。車の往来が多く、歩行者はほとんどいないので、信号が変わっても突っ込んでくるアホな車がいます(ワタシは行きも帰りもこのアホに遭遇して、轢かれそうになりました!)青になっても十分注意して渡ってください。


円山川は大きな川です。雄大な景色を堪能できます。

川を渡ると、円山川沿いに上流に向かって走ります。一本道ですから、迷いません。

田舎の風景を楽しみながら、のんびりと(^-^)


途中一ヶ所、ちょっと急な坂があります。ここは立ちこぎしないといけないくらい!
自信がなければ、電動自転車もあったので、それを借りましょう。

のんびり走って20分ほどで到着。道を隔てて『玄武洞ミュージアム』などがあります。駐車場もたくさん完備。料金は無料です(^-^)

「ブラタモリ」で紹介されたとかで、来場者は思ったより多い!


玄武洞を見に行くには、ちょっと階段を上がります。

平らで歩きやすい階段です。

この階段に使っている石は玄武岩。

平らで六角形。中央から外に向かって放射状の線が入ってます。

上まで上がると、いきなり玄武洞です(^-^)玄武洞は、注意してみていれば、対岸の電車からも見えます。

左には案内所と資料館。

ガイドも頼めます。330円~ですからお手頃(^-^)

資料館には、玄武岩やそれにかかわる豊岡の暮らしについてなど、いろいろ展示しています。
休憩所にもなっていますね。


城崎温泉街や豊岡市内には、玄武岩がたくさん使われているそうです。探してみるのもおもしろいかも(^-^)小さい子供さんが見ても、面白いような感じになっています。

青龍洞で落石!そんなこともあるんですね。

右にはキレイなトイレも。

玄武洞の玄さん。土日には、着ぐるみ玄さんが登場するそうです(^-^)

さらに階段を上がって玄武洞の近くまで。

近くに来ると、ホント大きくて圧倒されます。こればっかりは写真じゃ伝わらない(;_;)ぜひ、実際に行ってみてください。
中央の洞窟は、江戸時代から玄武岩を掘っていた跡です。ガイドさんの説明によると、玄武岩が取れるから玄武洞ではなく、玄武洞から取れるから玄武岩、だそうです。ちなみに、ガイドさんはワタシが頼んだのではなく、他の人が頼んでたガイドさんの話を立ち聞き…(^^;)

規則正しい六角形の石積。

岩の断面が亀の甲羅で、蛇みたいに長いのが玄武みたいだから、江戸時代に玄武洞と名付けられたとか。

玄武洞以外の青龍洞、白虎洞、朱雀洞は、後になって観光用に名付けられたそうです(((^_^;)

城崎温泉初め、豊岡地方では、玄武岩が建築に普通に使われてたようです。

隣の青龍洞にいってみましょう。青龍洞は玄武洞の右に少し行ったところです。

成田不動の祠があります。

道は平坦だから楽チンです。

眼下には田舎の風景(^-^)

見えてきました青龍洞。

まっすぐに立ち上がった柱がすごい!

前には水がたまった池があり、水面に写りこむ様子が美しい!

こちら、右上の方に、落ちそうで落ちない岩がひとつあります。「落ちない君」です(^-^)受験生の御守りみたいになってるそうで、これは探してみてください。

地面から生えてるかのような岩の柱!

青龍洞の向こうには、『玄武洞観光センター』
でも、今は使われてないようです。

その手前には石造菩薩。

川の向こうには、のどかに電車が走ってます。

豊岡盆地が一望。

『玄武洞』まで引き返して、今度は反対側の白虎洞と朱雀洞にいってみます。

この階段を上っていきます。

途中にベンチも(((^_^;)

右に上がると白虎洞。このまままっすぐ行くと朱雀洞です。


白虎洞では、柱が横向きになってます。玄武洞に比べると規模が小さいですが、その分間近で見ることができます。

六角形とは決まってないようですね。

横に階段があったので、上がってみます。かなり急な階段でしたから、無理に上がらなくても良いでしょう。行き先は朱雀洞です。

川の景色が見えます。

急な階段を降りたら、朱雀洞です。

朱雀洞は、北朱雀と南朱雀の2つあります。右が南朱雀、左が北朱雀です。


南朱雀洞。溶岩が急激に冷やされたため、キレイな六角形にならなかったそうです。

北朱雀洞。朱雀が羽を広げたように見えるから、というわけです。

確かに羽を広げた鳥に見えなくもない(^-^)

階段を降りて、道の向こうの『玄武洞ミュージアム』にいってみます。

カフェもあるようです。ちょっと一休みに入りました。
カフェについては別にブログを書いてます。よろしかったら見てください。

中は豊岡かばんや、パワーストーンなどの販売。

川辺には小舟。ここには電車やバスで来たひとのため、渡し船があるんです。川向こうの駅に着いたら、電話すれば船で迎えに来てくれるようです。

ミニ遊覧船なんて、楽しそうですね(^-^)

『玄武洞ミュージアム』は、その隣。

入館料は、大人800円、子供500円、幼児400円です。
駐車場も玄武洞も無料ですから、入ってみても良いかも。時間がないので今回は諦めました。
『玄武洞ミュージアム』では、かご編みや化石掘りなど、いろいろな体験メニューもあるようです。

城崎温泉に来たら、温泉街をそぞろ歩くのも楽しいですが、ちょっと足を伸ばして地球の息吹に触れてみるのはどうでしょう?車で行くのが一番便利ですが、渡し船も楽しそうですね(^-^)

階段が多いですが、玄武岩の階段は平たんで歩きやすい!最初の階段だけ頑張って、玄武洞と朱雀洞だけでも見てください。すごい迫力ですよ(*^▽^*)

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