『小さなお葬式』ってどんなん?良いの?悪いの?母が亡くなった時、経済的に済ませようと利用してみました。利用の仕方と、その時の感想を載せます。

母が亡くなりました

2019年9月に、母親が亡くなりました。その時に利用した『小さなお葬式』。最近ではテレビCMも頻繁に流され、NHKでも紹介され、知名度がアップしています。
そもそも『小さなお葬式』とはどういうものなのか、従来の葬儀場とはどう違うのか。実際に利用した経緯を記載してまいります。

まず一番大事なことですが、『小さなお葬式』は自身が葬儀会館を運営しているわけではないということです。全国にある式場と対応して、その時空きがあり、希望に沿う式場を紹介するという形ですので、こちらから式場を指定することはできません。旅行の安いプランで、ホテルやフライトを指定できないのと同じです。
私も「自宅の近く」と希望しましたが、実際は車で20分ほどはなれた、沿線でいうと一駅隣の駅前の式場になりました。

もし「この式場で葬儀を行いたい」という希望があるのなら、そこの会員になるべきです。値段は『小さなお葬式』を利用するときより高額になるかもしれませんが、それでも会員価格や早割、互助会などがあるかもしれません。何より事前に下調べができ、話も相談も前もってしてもらえます。
『小さなお葬式』で出しているオプション、お坊さんの手配やなども、価格は違うでしょうがあるはずです。葬儀が終わった後のフォローも、ちゃんと相談に乗ってくれるでしょう。もしかしたら、『小さなお葬式』よりも安いプランがあるかもしれません。
その辺を考えて、高齢の親御さんをお持ちの方は、気が重いでしょうが、余裕のあるうちに、早めに考えておいた方がいいと思います。

私の希望は、お金がありませんから、とにかく経済的にというのが第一でした。加えて、家族も親しい親戚も少ないので、いわゆる「家族葬」でいいよね、なんなら葬儀無しで火葬だけでもいいよねと話していました。
いろいろ見比べてみると、『小さなお葬式』が火葬式もあり、家族葬の値段がダントツでリーズナブルでした。そこでさっそく、2018年に無料資料請求をしてみました。しばらくして、立派なパンフレット一式が送られてきました。これから紹介するのは、この2018年のパンフレットですから、値段やプランは少し変わっているかもしれませんので、ご了承ください。
おまけとして、エンディングノートが付いてきたのはご愛敬です。

パンフレットを見たところ、うちの近くにも対応している式場がたくさんありましたし、特にこだわりはなかったので、入会することにしました。入会金は500円でしたが、今はそれも無料になったようです。

入会すると早割が適応されます。申込日から30日後、1年後、2年後で通常料金から割引を受けられます。早く申し込めば、それだけ安くなるというわけです。
ちなみに、私が申し込んだのは9月17日。母が亡くなったのは9月13日。30日後の割引は適応されましたが、1年後の割引は4日違いで適応されませんでした(^^;)


『小さなお葬式』で出しているプランは、火葬のみのプランから、100名までの通常のお葬式まで、わずか4つだけです。

どのプランにも
・遺体の搬送
・安置施設使用料(「火葬式」「一日葬」は3日。「家族葬」「お葬式」は4日)
・ドライアイス(「火葬式」「一日葬」は3日。「家族葬」「お葬式」は4日)
・枕飾り一式
・線香・ろうそく
・お棺・お棺用布団
・仏衣一式
・運営スタッフ
・白木位牌
・役所・火葬手続き代行
・火葬料金(市民料金)
・骨壺・骨箱
・自宅飾り一式
が付いてきます。
このほかに、「一日葬」「家族葬」「お葬式」プランには、
・式場使用料金(「一日葬」は最大5万円。「家族葬」「お葬式」は最大10万円)
・親族控室
・生花祭壇(「一日葬」は幅2m1段。「家族葬」「お葬式」は幅2m2段。
・受付セット
・司会スタッフ
・遺影写真セット
・会葬礼状(「一日葬」は30枚。「家族葬」60枚。「お葬式」200枚。)
が付きます。

基本的に追加料金はかかりません。その点は安心です。しかし、実際に式を執り行う際、場合によっては追加料金がかかることもあるようです。

『小さなお葬式』のパンフレットには、プラン料金以外に費用が掛かる場合として、下記のことが記載されています。
1.公営火葬場のない地域等、既定の火葬料金で火葬が行えない場合。
2.火葬場の空き状況により、各プラン規定の安置日数を越えてしまう場合。
3.付き添い安置をご希望される場合。
4.各プラン規定の式場使用料を超える葬儀場を希望される場合。
5.寝台車または霊柩車での規定の搬送回数のうち、1回の移動距離が50㎞を超える場合。
6.プランに含まれない物品やサービスをお客様がご希望される場合。

特に2は、年末など斎場が閉まる時にかかると結構あり得ると思います。

またほかにも、例えば私の父の場合ですが、心筋梗塞であっという間に亡くなったので、衰弱することなく大きな身体(お腹)のままでした。ですので通常の棺では蓋が閉まらず、大きな棺に変更する必要がありました。当然追加料金が発生しました。
ほかにも飾りつけのお花を増やしたい、お供えの果物を追加したいなどあれば、追加料金があると思います。

母の場合は、参列者も家族と、親しい親戚の合計5人のみですから、『火葬式』でいいと思っていました。しかし、信仰熱心な母でしたから、お経は上げてほしいとも思っていました。その旨相談すると、「火葬式ではお経をあげるタイミングがない。唯一、斎場の窯の前で1~2分だけ」との事でした。これももしかしたら式場によって変わるかもしれませんが。
そこで一つ上のプラン【小さな一日葬】でお願いしました。お通夜がなく、告別式のみというプランです。これに関しても、親戚から「お通夜がないってどういう事?」とちょっと非難めいたことは言われました。

またオプションとして、お坊さんの手配をお願いしました。このオプションは本当に安いと思いました。告別式、初七日、炉前の読経に加えて、戒名もつけていただき90,000円ぽっきりです!
母が親しくしていたお寺さんがいましたが、遠方でしたから、そちらにお願いすると、お布施のほかにお車代、お膳料、加えて戒名もつけてもらうといくらになるか見当もつきません。お布施だけで10万円は必要でしょう。もちろん、戒名に漢字を指定したり、文字数を増やしたりすれば、また追加料金はかかるでしょうが。
しかしこれも、菩提寺がある場合や、うるさい親戚筋がいらっしゃる場合は、きちんと相談して、許可をとる必要もあると思います。

そして葬儀が終わると、『小さなお葬式』からその後のパンフレットが送られてきました。四十九日法要から納骨、仏壇、遺産相続などに関する資料でした。

まず必要なのは仏壇と位牌。ウチには仏壇はありましたので、位牌の手配だけ。

位牌は21,000円~となっていましたが、父親と似た感じの位牌にしたかったので、こちらには頼みませんでした。ほかで頼むと40,000円しましたから、やはり安いですね。
四十九日の法要の手配もしてもらえるようです。

これは頼まず、母の親しかったお寺さんに頼みました。

納骨も、提携しているお寺への納骨・永代供養なら、55,000円。全国163か所から選べて、檀家になる必要はありません。海洋散骨もあるようです。
私の場合は、母の希望もあったので、天王寺の一心寺さんに納骨しましたが、納骨料1~2万円、永代供養10万円~でしたから、やはり安いですね。しかし、希望のお寺がなければ使えません。

さらには、相続に関することもまで面倒見てくれます。

不動産の名義変更や売却、預貯金の名義変更、相続税の申告まで、それぞれの専門家を紹介してくれます。私は不動産の名義変更だけ申し込みました。

結論として、『小さなお葬式』は本当に安いです。いろいろなこだわりや、親戚・菩提寺などの縛りがなければ、格安でお葬式から納骨まで済ませることができます。
しかし式場を選べないので、自宅からちょっと離れた式場になってしまいました。本当に小さな式場だったので、告別式の前にお別れする知人を案内するにも、いちいち連絡して用意してもらわないといけませんでした。ちょっとした打ち合わせなどにも、車で20分、往復40分は、あわただしい中大変でした。しかし、駅前すぐだったので、電車で来る人には都合がよかったようです。

すべての人に向くとは思いませんが、「とにかく安く」という人には向いていると思います。なにより安いからと言って、手を抜いたりいい加減な扱いを受けるようなことはありませんでした。

一番大事なことは、前もって充分に話し合い、相談して決めていくことですね。本当にあわただしくて、葬儀社のいうなりになってしまうこともありますから。後悔のないお見送りをしたいですね。

お問い合わせは以下のフォームからお願いいたします。


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