伏見稲荷のはしっこに、かぐや姫ゆかりの神社があります。『伏見神寶(かんだから)神社』です。知らなかったら素通りするような場所にありますが、すがすがしい竹林の中にあるパワースポットです!

京都市

伏見稲荷の千本鳥居を抜けて横道に入ると、すがすがしい竹林の中に『神貲神社』があります。「竹取物語」の舞台になったトコロとも云われてるそうです。竹林といえば、むしろ嵐山や嵯峨野が思いうかびますが、平安時代、あのあたりは風葬地でしたから、かぐや姫が生まれるには相応しくないですね。

場所は、有名な千本鳥居を抜けて、おもかる石のある奥の院から少し進んだ処。

左に根上り松の右に、神貲神社への案内板があります。案内通りに階段を上がっていきます。

すぐに階段は終わり、山道に変わります。

木の根っこがボコボコあって、歩きにくいことこの上ないです!気を付けないと、つまづいてこけます!

参拝者もほとんどいなくて、ホントにこんな処に…?って思いながら歩いていくと、やがて回りは竹林に覆われていきます。

そして、その奥に『神寶神社』が見えてきます。

こちらの神社は天照大神を主祭として、稲荷大神を祀っています。「死者をも蘇らせる宝玉」や「魂を活性化する神道の秘技」など、いにしえの神秘をいまに伝える神社です。また、二条城から続く「龍脈」(気と水の通り道)が走っていると、パワースポットとしても注目されてます。ですから、境内には水と龍に関したお社が!なんでも「国家の盛衰も左右することができるほどの強力な霊力がある」らしいです。

入り口には堂々とした狛犬。

本殿です。両脇には狛龍。

左が地龍。

右が天龍。

金箔が張られてますね。

本殿から左側には、願掛け用の龍神の像。水の中から天に昇ろうとしている姿ですね。ダイナミックな動きです(^-^)口にくわえている玉を手で転がしながら願い事をするといいそうです。消毒液も完備されてます(^^;)ワタシもしっかり手指消毒して、世界平和をお願いしました。

その横には、『龍頭大神』のお社。龍頭大神は、かぐや姫が求婚者の貴族に、持ってくるように頼んだ龍の玉の持ち主です。

一番奥には、竹でできた鳥居があります。竹の鳥居とは珍しいですね。

祀られているのは磐境(いわさか)さまと言って、とくに大きく強い気を放つ神さまだそうです。ここから一直線上に稲荷山の一の峰があり、稲荷山の神さまに通じる場所とされています。

その横には、大伴家持像が。歌碑もありますから、ここの歌でも読んだのでしょうか?

この神社から奥に行くと、伏見稲荷から離れて行ってしまいますから注意してください。ず~っと竹林が続いて、嵐山の竹林の道の雰囲気です。これも神秘的な感じがしました。

龍神様のゆるみくじがありました(^-^) なんだかホッコリするような龍神さまです。

平安時代から続く神社、応仁の乱で一度焼失したそうですが、昭和32年に今の地に再建されたそうです。どうりで歴史があるわりに、いろいろキレイだなと思っていました。

強力なパワーを持つ『神寶神社』、伏見稲荷にいらしたら、一緒に参拝してはいかがですか?なお、『神寶神社』は伏見稲荷とは関係ない神社ですので、伏見稲荷境内にある地図には載っていませんので、ご注意ください。

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