沖縄唯一の銭湯『中乃湯』に、お風呂入りに来ました。もう銭湯の認識が変わっちゃうくらい!ここで出会った地元のお婆ちゃん、なんとビックリ…(@_@)こんな出会いこそ、旅の醍醐味じゃない?

旅行

沖縄唯一の銭湯があるらしい。銭湯フリークなら、これは行かないと!ちょうど阪神タイガースの二軍キャンプが、うるま市でやっている。それを見に行った帰りに、ちょっと寄ってみる。
この日は曇り空で、風もあるから、沖縄とはいえちょっと肌寒い。薄手の長袖Tシャツだと、けっこう冷える。昼間はまだマシやったけど、夕方になると寒い。寒い寒いと思いながら、選手にサインしてもらいたくて、球場周りで出待ちしてた。一時間くらいいたけど、さすがに「無理!」となって引き上げた。
そのまま車で向かう。

銭湯には駐車場がなさそうなので、近くのスーパーに車停めて、歩いて向かうことにした。スーパーでは、あとで晩御飯の買い物するつもりだから、無断駐車ではない(^^;)

道路渡って裏道にはいる。歩いて5分もかからない。

裏道に入ったとたん、昔ながらの沖縄の雰囲気。表通りは近代的やのに、このあたりは屋根の上にシーザーが鎮座する家もある。観光地じゃないけど、観光地みたい(^.^)

早くも桜が咲いてる!さすが沖縄!

その先に中乃湯発見!車が数台とまってる。車で来なくて正解や。
入り口にベンチがあって、お姉さんとお婆ちゃんが座ってしゃべってる。
お金はどこで払うんやろ?入り口覗き込むけど、誰もいない。お姉さんが声かけてきたから「お風呂入りたいねん」って答えたら「今誰もいないから、帰りでいい」とのこと。ここのお客さんかな?のんびりしてるね。

では、先にお風呂入らせてもらお。
のれんくぐって、女湯は右。しかし、中は暗くて狭い。ちょっと怖い。こんな銭湯初めてや。小さいドアを開けると、そこは脱衣場。

と思ったら、横に湯船!浴室と脱衣場の境がない!大分の銭湯や、草津温泉の公衆浴場もこんな風やったけな。 
天井が高くて明るい。湯気がこもることもなさそう。先客には、地元のお婆ちゃんが数人。もう帰るとこ。浴室にはふたり。ワタシも服脱いで浴室へ。浴室といっても、なんの仕切りもないけどね(((^^;)ちょっとした段差があるだけ。

カランは。お湯と水が別々の蛇口だけど、Y字のホースでひとつになって出てくる。Yの上の部分がお湯と水の蛇口に固定されて、下の部分から混ざって出てくる。
   ※写真は中乃湯さんのXからお借りしています。

見た感じ、ドライヤーはないみたい。大きな扇風機があるから、それで乾かすのかな?雨だし、寒いから、髪の毛洗うのはあきらめた。身体だけ洗って、湯船につかる。

湯船は楕円形で、まんなかにドンとある。湯加減はちょっとぬるい?でも冷えた身体に気持ちいい。 一緒につかってたお婆ちゃんに「気持ちいいねぇ」って声かけた。「旅行?」って聞かれたから「大阪から」「大阪のどこ?」「尼崎やねん」って答えたら、なんとこのお婆ちゃん、30年尼崎に住んでたんだって!もとは沖縄の人で、10年前に夫婦で戻ってきたらしい。しかも、尼崎で住んでた処は、ワタシの家からまぁまぁ近い(^.^)
ビックリやね。沖縄で尼崎の話で盛り上がったわ。おもしろいね、こんな出会い。「また尼崎に行きたくなった」ってさ(^.^)

しばらくしたら、壁のドアがあいて、外のお婆ちゃんが何か言った。そしたら、尼崎のお婆ちゃんが浴槽のお湯をかきまぜ始めた。あ~お湯が熱くなってきた❗沸かしてくれたみたい。湯加減確かめて、ドアは閉まった。おもしろいなぁ。こんなんも初めてや。
しっかり温まったから、お先にあがる。

服を着て外に出たら、ベンチにお婆ちゃんが座ってた。「お金まだ払ってないねん」って言ったら、「そこ置いといて」ってことなんで、ベンチのはしっこに370円おいて帰った。このお婆ちゃんとも話したかったけど、晩御飯買って明るいうちにホテルに帰りたかったから…。

なんか、心もほっこりしたなぁ。これぞ旅の醍醐味。観光地めぐるのもいいけど、やっぱり人やね。出会い。思いがけない出会いが楽しいし、良い思い出にもなる。
銭湯って、特に人との出会いがあるから好き。沖縄の銭湯、ずっと残っててほしいな(^.^)また来年来ますね。

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