京都は好きでよく行きますが、銭湯が最近ライフワークになったので、京都でも行くようになりました。
11月の紅葉を見に京都に来ましたが、この時期の京都は大変です!今年はコロナの反動で、今まで以上の観光客のようです。毎年行ってる身としては、観光スポットは初めての人に譲って、少しでも混雑回避することにしましょうか。

で、銭湯目的の京都ですが、ぜひとも行きたかった銭湯のひとつが、こちらの『船岡温泉』です。なにしろ、建物は文化庁の登録有形文化財、大正時代からの由緒ある銭湯ですから。
場所は京都市北区、まわりにはゲストハウスやカフェが立ち並ぶ、若者に人気のエリアです。すぐ近くには、やはり銭湯をリノベして、レトロな雰囲気が大人気のカフェ、『さらさ西陣』があります。いつもたくさんの人でいっぱいですね。

そしてこちらが、目指す『船岡温泉』です。外観は『さらさ西陣』と同じような感じです。『船岡温泉』の看板がなければ、銭湯とは思えませんよね(^^;)

となりは船岡温泉が経営しているゲストハウスのようです。

なお、『船岡温泉』とはいいますが、天然温泉ではありません。
営業開始時間は15時ですが、その前から常連さんが三々五々やってきてます。観光客も時々いますね。

15時を過ぎると、暖簾がかかって営業開始です。

暖簾をくぐると、壁はマジョリカタイルで飾られています。
靴を脱いで靴入れへ。靴入れの鍵は自分で管理。フロントのおばあさんにお金を払います。
料金は、京都の銭湯はどこでも490円のようです。タオルやシャンプー・リンス、石鹸などもこちらで売ってます。

ふと見上げると、チラッと見える欄間がスゴイ!期待が膨らみます(^-^)
では、脱衣所に入ります。当然ここから先は撮影禁止!HPから写真はお借りしています。

脱衣場に入ると、この欄間がグルリとあります。

天井も!

昔からあるような時計や体重計…。もうレトロというよりアートです(^^)お風呂に入ることも忘れて、見いってしまいます。
浴室へ続く廊下からは、錦鯉の泳ぐ池のある中庭が見えます。実はこの廊下、鯉が泳ぐ池に架かる橋なんですね。

廊下には洗面所もありますが、ここの壁一面にマジョリカタイルが張られて、とてもキレイです。
このマジョリカタイル、大正時代から昭和初期にかけて流行した高級タイルだそうです。これだけたくさんのタイルを使っているとは、かなりの費用がかかったでしょうし、維持費も大変だと思います。

一転して、浴室はとても近代的です。聞けば平成10年に改装されたそうです。
とても広くて、明るくて、脱衣場とは全然雰囲気が違います。湯船も広くて、手足を伸ばしてゆっくり浸かれます。泡風呂、電気風呂、薬湯など種類もいろいろあって、スーパー銭湯のようです(^-^)
そして是非とも楽しみたいのが露天風呂。

廊下から見えた中庭に、檜風呂があつらえてあります。
もう一方の露天風呂は岩風呂らしく、日替わりで男湯と女湯が交代するそうです。

こちらは日曜日には、朝風呂として8時から営業していますから、土曜日の夜と日曜日の朝風呂に来れば、両方のお風呂を楽しめますね(^-^)
お風呂上がりには、フロントの冷蔵庫で、水分補給のドリンクを買うのはどうでしょう?
お客さんがいなければ、フロントのおばあさんに話を聞いてもいいですね。お風呂の感想を言えばとても喜んで、いろんな話をしていただけました。

フロントの奥には、ちょっとした休憩スペースがあり、テレビを見ながら、ドリンクを飲みながらゆっくりできます。

手書きで中の見取り図。縮尺割合はめちゃくちゃなので、ご了承を。
490円で、裸にならないと見られないアートを鑑賞して、地元のおばあちゃんと話をして…(^-^)
また是非とも来たい銭湯でした。
営業時間 平日15:00~25:00
日曜 8:00~25:00
料金 大人490円
ドライヤー 30円

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